Flint 40B-A2.5B の必要VRAM・必要スペック
2026-10-23更新。数値は計算式による推定です(計算方法)。
Flint 40B-A2.5B は Recursive のMoE(総39.8B・1トークンあたりアクティブ2.5B)モデルです(最大文脈 256K)。動く重みが少ないので速度は小型モデルに近くなりますが、メモリには総パラメータ分の重みをすべて置く必要があります。
LLM診断の推定(llama.cpp・全層GPU・Q4_K_M)では、文脈4Kで約24.6GB、32Kで約25.4GBが必要です。8GBのGPUでは×(4Kでも不足)、12GBでは×(4Kでも不足)、16GBでは×(4Kでも不足)、24GBでは◎ 4Kまで/△ 32Kまでぎりぎりという判定です。全層が載る最小の目安は文脈4KでVRAM 24GB級です。
Macでは、文脈4Kで載る最小の構成は32GBという判定です(GPUに使える量を約72%とみなした推定で、この前提は未検証です)。速度は診断ツールで機種ごとに確認できます。
構成とKVキャッシュ(スライディング窓+全体アテンション)
Flint は総39.8B・1トークンあたりアクティブ約2.5B(出力層を含む)のMoEモデルで、49層のうち最初の2層が通常のFFN、残り47層が256個のエキスパートから6個+共有エキスパートを使うMoEです。アテンションは35層が513トークンのスライディング窓、14層が全体アテンション(KVヘッド4・ヘッド次元128)です(公式モデルカード・config.json、GGUFヘッダーでも確認)。文脈に比例して増えるKVキャッシュは全体アテンションの14層分だけ(FP16で1トークン28KB)なので、LLM診断の推定では文脈32Kで約1.0GB、128Kで約3.8GB、256Kで約7.6GBです。
計算の前提:llama.cpp の確保方法(全体アテンション層は文脈長ぶん、スライディング窓の層は窓+n_ubatchぶんのKV、入力用の埋め込みはCPU側)。llama.cpp は b11803(2026年10月22日 JST)で対応(PR #30928)。このモデルのVRAM・速度の公開実測はまだ見つけていないため、推定は実測と照合していません。速度は対応時点で10〜30%遅くなる処理が入っていると説明されており、表示の速度推定より遅い可能性があります。
量子化別の必要メモリ 推定
| 量子化 | ファイル | 4K文脈 | 32K文脈 | 128K文脈 | 256K文脈 |
|---|---|---|---|---|---|
| Q4_K_M | 23.4 GB | 24.6 GB | 25.4 GB | 28.2 GB | 32.0 GB |
| Q5_K_M | — | 29.5 GB | 30.3 GB | 33.1 GB | 36.9 GB |
| Q8_0 | 42.4 GB | 43.5 GB | 44.4 GB | 47.2 GB | 50.9 GB |
| BF16 | 79.6 GB | 80.5 GB | 81.3 GB | 84.2 GB | 87.9 GB |
VRAM別の判定 推定
| GPUのVRAM | 4K | 32K | 128K | 256K |
|---|---|---|---|---|
| 8GB(使える目安 8.4GB) | × | × | × | × |
| 12GB(使える目安 12.7GB) | × | × | × | × |
| 16GB(使える目安 17.0GB) | × | × | × | × |
| 24GB(使える目安 25.6GB) | ◎ | △ | × | × |
| 32GB(使える目安 34.2GB) | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
Macの場合(ユニファイドメモリ) 推定
| Macのメモリ | 4K | 32K | 128K | 256K |
|---|---|---|---|---|
| 16GB(GPUに使える目安 12.4GB) | × | × | × | × |
| 24GB(GPUに使える目安 18.6GB) | × | × | × | × |
| 32GB(GPUに使える目安 24.7GB) | △ | × | × | × |
| 48GB(GPUに使える目安 37.1GB) | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
| 64GB(GPUに使える目安 49.5GB) | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
| 96GB(GPUに使える目安 74.2GB) | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
| 128GB(GPUに使える目安 99.0GB) | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
| 192GB(GPUに使える目安 148.4GB) | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
ファイル容量と出典
| 量子化 | 容量 | 配布元 |
|---|---|---|
| Q4_K_M | 23.4 GB | ggml-org Q4_K_M |
| Q8_0 | 42.4 GB | ggml-org Q8_0 |
| BF16 | 79.6 GB | ggml-org BF16 |
Q4_K_M・文脈4Kで載る機材(メモリ判明分)
GeForce RTX 5090GeForce RTX 4090GeForce RTX 3090Radeon RX 7900 XTXGeForce RTX 3090 TiGeForce RTX 5090 LaptopRadeon AI PRO R9700Apple M3 Ultra (Mac Studio)Apple M2 UltraApple M1 Max判定は推定です。GPU・Mac一覧
よくある質問
Flint 40B-A2.5B はVRAM何GBで動きますか?
LLM診断の推定(llama.cpp・全層GPU・Q4_K_M・KVキャッシュFP16)では、文脈4Kで約24.6GB、32Kで約25.4GBです。全層が載るのはVRAM 24GB級からです。
Flint 40B-A2.5B はVRAM 8GBで動きますか?
8GB(使える目安 約8.4GB)では ×(4Kでも不足) の判定です(推定)。全層をGPUに載せられない場合も、一部の層をCPU側に置けば動かせますが、速度は大きく落ちます(このサイトでは未計測)。
Flint 40B-A2.5B はVRAM 12GBで動きますか?
12GB(使える目安 約12.7GB)では ×(4Kでも不足) の判定です(推定)。全層をGPUに載せられない場合も、一部の層をCPU側に置けば動かせますが、速度は大きく落ちます(このサイトでは未計測)。
Flint 40B-A2.5B はVRAM 16GBで動きますか?
16GB(使える目安 約17.0GB)では ×(4Kでも不足) の判定です(推定)。全層をGPUに載せられない場合も、一部の層をCPU側に置けば動かせますが、速度は大きく落ちます(このサイトでは未計測)。
Flint 40B-A2.5B の必要スペック(Mac)は?
GPUに使えるメモリを約72%とみなす推定では、文脈4Kなら32GB以上のMacです。32GBで △ 文脈8Kまでぎりぎり の判定です。MacでGPUに使えるメモリを統合メモリの約72%とする前提は、まだ実機の測定で確かめていません。Macの判定はその前提での推定です。
アクティブ2.5Bなら8GBでも動きますか?
全層をGPUに載せる前提では動きません。アクティブ2.5Bは1トークンの計算に使う量で、メモリには総39.8B分の重み(Q4_K_Mで約23.4GB)が必要です。エキスパートをCPU側のメモリに置く方法(llama.cpp の --cpu-moe など)もありますが、このサイトでは検証していません。
Q4_K_M と Q8_0 の違いは?
ビット数の違いで、Q4_K_M は約4.85bit、Q8_0 は約8.5bitです。Flint 40B-A2.5B では文脈4Kの必要メモリが Q4_K_M で約24.6GB、Q8_0 で約43.5GBです(推定)。品質の差はこのサイトでは測っていません。
Flint は llama.cpp で動きますか?
2026年10月22日(JST)公開の llama.cpp b11803 で対応しました(アーキテクチャ名 flint)。ggml-org が Q4_K_M(23.388GB)・Q8_0・BF16 のGGUFを、開発元の Recursive が NVIDIA向けの NVFP4 GGUF(約22.86GB)を配布しています。対応時の説明では、エキスパートの計算を自動で調整する処理のため速度が10〜30%落ちる場合があり、後の更新で改善予定とされています。